6/24 救命救急講習

2025年6月24日火曜日

ニュース

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 ♪もしもし亀よ 亀さんよ♪

 誰もが知っているこの歌は童謡「うさぎとかめ」です。ここで大切なのは歌詞ではなくリズムです(ラジオコマーシャルより)。心肺蘇生法の一つ、胸骨圧迫はリズム(速さ、1分間に100〜120回)が大切です。

 6月24日(火)放課後の時間帯に、教員を対象とした救命救急講習会を実施しました。講師は甲府市役所危機管理室地域防災課の皆さんです。

 「30分に1回の割合で救急車の要請」「救命の可能性が2倍程度に上がる」「救急車の到着は甲府で8分程度と言われる」など、「救命の連鎖」そして「心肺蘇生法の手順」について資料を使いながら説明を受けました。
 「救急車を呼んでくださいでなく119番と言ってください」「呼吸をしていないということは心臓が止まっているということ、そう判断してください」「乳頭線と体の中心のクロス(部分)を圧迫」「肘はまっすぐに」「服を切るときは顎の方から切ってください(腹部の方から切ると顎を傷つけてしまう恐れがあるため)」「服を切るのはパッドが貼れる部分・範囲だけ。大切なのはパッドが直接肌に貼ってあることです」指導員の手本の後は、グループに分かれて胸骨圧迫とAEDの使用について確認しました。
 過去、実際に倒れた人に胸骨圧迫を行ったことのある先生はこう言いました。「心肺蘇生やエピペンの講習を何回も受けたことがありますが、本当にそういう場には遭いたいと思ったことはありませんでした。でも、その場に居合わせたらやらざるを得なかった。そのときにできたのもこういう講習を何度も受けたから、講習という経験があったからだと思います」と。
 また、若い先生はこう述べました「胸骨圧迫は簡単そうに見えたけどやってみたら大変だった」「救急車がどこの門から入ればいいのか、場所はどこかの道案内など、生徒にも指示を出しながら早く対応することが大切だと思った」「いざそういう場面だったら足が動かないのではないか。今日久しぶりにやって『これも必要なんだ』と再確認できた。本当にあったときの準備、心の準備ができた」「雨の日などで体が濡れていた場合AEDパッドはどうしたらいいのかなど、昔思った疑問の答えが今日わかった」
 近年は、熱中症や落雷など命の危険にかかわる事柄が身の回りにたくさんあります。何かあったときに迅速に行動できるように、本校は安全に関わる講習会を定期的に行っていきたいと考えます。
【参考】本校では、AEDは保健室(南館、グランド側の校舎1F)に置かれています。緊急の際には、AED掲示のある窓ガラスを割って、AEDを取り出してください。



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