コラム

竹と桜

令和2年度終了、そして明日から春休み。そろそろ学校の桜も満開となりそうです。

東京では自粛ムードに耐えかねた人々が、「花見で一杯」にくり出しているようですね。春は別れの時期でもあります。送別会の流れでそのまま公園へGO、という感じでしょうか。一期一会を大切にする日本人として、その気持ち、分からないでもないという人も多いでしょう。是非とも感染には気をつけてほしいです。

我が校では、幸いにも一度の臨時休校もなく、全ての教育活動を安全に終わらせることができました。
一重に、子ども達一人一人の努力と、先生方や保護者の方々の配慮のおかげだと思います。

来年度がどうなるか先行きは分かりませんが、少しでも元の生活に戻れることを願ってやみません。

「四苦八苦」という言葉があります。本来は仏教の用語で、生、老、病、死の4つの苦しみに、更に4つの苦しみを加えた、人が誰しも経験しなければならない人生の苦しみを説いたものだそうですが、日本全国、全世界の人々が、まさに四苦八苦で生きてきました。

「竹」
竹はしなやかで強靱です。その特性から、私たちは古くからその恩恵にあずかってきました。竹の特性を決める一つが、「節目」だそうです。節目があるから、竹はしなやかで、そして強靱なのだそうです。
人も人生の節目をしっかりと作ることで、しなやかで強靱な人生を歩めるのではないでしょうか。

本日は、修了式でした。学年終了という、これもまた人生の節目でした。

子ども達が、一つ一つの人生の節目を大切にし、四苦八苦という大風に負けない竹の様に成長していってもらいたいです。

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